小林薫

プロフィール

1951年京都府出身。唐十郎主宰の「状況劇場」に参加。退団後、『はなれ瞽女おりん』(77/篠田正浩監督)で映画初出演。『十八歳、海へ』(79/藤田敏八監督)で報知映画賞新人賞を受賞。近年の主な出演映画は、『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(07/松岡錠司監督)、『歓喜の歌』(08/松岡錠司監督)、『海炭市叙景』(10/熊切和嘉監督)、『舟を編む』(13/石井裕也監督)、『深夜食堂』(15/松岡錠司監督)、『泣き虫しょったんの奇跡』(18/豊田利晃監督)、『ねことじいちゃん』(19/岩合光昭監督)、『冬薔薇(ふゆそうび)』(22/阪本順治監督)など。公開待機作は、12/16公開『Dr.コトー診療所』(中江功監督)。

コメント

昨年秋の今と変わらずのコロナ禍での撮影でした。呉のお店も自粛中であったりして、淋しいけどコンビニでお酒をまかなって部屋飲みとせざるを得ませんでした。だからちょっと、呉の街の印象は薄くなっているンですが、島から見る海の景色は忘れませんね。蒲刈島や江田島での撮影が中心で、漁協の海も、丘の上のオリーブの木越しにみえる海もみな穏やかで、ついつい撮影をしていることを忘れてしまいがちになるほどでした。心に負った傷が、ゆったりと流れる時間の中で。少ーしずつ癒されていく映画をご覧になりながら、そんな風景に身を預けてみて下さい。